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イラストレーター 中津川ゆうこの日々の暮らしとお知らせ。

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・玄光社「ファッションイラストレーションファイル・2018」内、P165に掲載いただきました Profile

・誠文堂新光社「イラストノート」No. 43内、特集「イラストレーター209人の仕事」で掲載いただきました Profile

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私と息子、一歩前へ。

予定より早く、息子1歳2ヶ月の終わりの時期に断乳をした。
当初はこの冬まではなんとか授乳を続け、ちょうど1歳半が3月末なのでその頃をめどに断乳のプランを立てようかと思っていたのだか。
てなことを母親センパイの友人に伝えた所、絵日記にしていてくれていた。

正確に私の気持ちを書くと、息子にとって何が最善な選択か考え抜いて決めた答えだったので、たとえ世間から非難されたとしても後ろめたさは全くなく。堂々と私はこうだと言える。

たまたまだが母乳推進の産院で産み、長く母乳をあげることが良しとされる話を聞きながら育児プランを手探りで作っていたので、当然自分の出来る限り長くあげることで免疫で体を守ったり心が不安定な時に癒やしたりしてあげたいと思っていた。

だが実際の息子は、寝るとき以外欲しがらない子。人懐こくて情緒も安定している方で、食も太く、体も比較的タフな方なのだ。今のところまで。
5ヶ月前には歯が生え始め、1歳前から歩き始め、日々好奇心旺盛になる息子。吸いながらの睡眠により眠りが浅くなっているせいで何度も起きるのは辛いのではなかろうか。睡眠不足でいつもだるがってるお母さんと一緒では昼間の活動が充分にできないのではないだろうか。

私自身が日々充分に休めず辛かったのは当然なのだけど、息子がどうかを考えて考えて(時に夫婦の意見対立もして)いろんな葛藤があったのだが、ある時すーっと「この子は母乳なしでも大丈夫な子だ」と確信が持てた日がきた。
免疫の点は多々論があるのでさておき、栄養は食欲旺盛な息子には心配ないこと。そして母乳でなくとも愛情や癒やしを与えることができるという母親としての自信が、自分の中にできていた。
うむ、私のような肝の座ってない女がそんな偉そうに。でも何かそれだけは確かに感じたのだ。

その夜からいわゆる言い聞かせというのを開始。ゴールは23日程後。
まだ言葉のしゃべれぬ子に意味などわかるのかという疑念は多少持ちつつではあったのだが...。なんとなく、わかりはじめてきたかなとは思うけれど、「もうすぐおっぱいとバイバイだよ」ってなんか複雑な話じゃないかな。もうすぐバイバイだけど、今日は飲めるし。

そしてその1週間後くらいに昼だけ断乳開始。
もともと乳なしでは昼夜寝られない状態のところからいきなりすべて断つということに不安を感じていた頃、旦那サンが昼ふと「今日はお父さんが寝かし付けするぞぉー♪」と宣言し、そこから昼断乳スタート...。
まぁ彼は私が迷っていたのを察して後押ししてくれたのだが、その勢いに任せた結果、昼は頭なでなで&子守唄でスヤスヤ寝てくれるようになったのだ。

おお、なんだ!こんなスムーズならもっと早くやっておけばよかった。
それとも夜の言い聞かせの効果?息子なりに何か悟ってきているのかもしれない。

真相はわからぬまま、あれよあれよとその日の前夜。生まれてからずっと私とパイと共に眠ってきた息子に、とうとう「今日でおっぱいとバイバイだよ」「これが最後だよ」を伝える。
「フガフガー(そんなの知るかー、眠いんじゃー、はよよこせー)」とやる息子に、最後に伝えた言葉は「忘れないでね」。
....忘れてもらわないと断乳成功しないのだが。

こんなに二人でぴったりと寄り添い、毎日欠かすことなく命を支えるもととなる養分を与えていた日々。
この489日の間のことは、私にとっては(細かいディティールは忘却したとしても)忘れえぬことだが、息子にとってはこれからもっとたくさんの事をぐんぐん吸収していく前のほんの助走の時期であって、私がそうだったように皆忘れてしまうのだ。
思わず「忘れないで」と口に出た。

そして、ヤァヤァヤァいよいよやって来た、今日からパイなしで寝ますよという日。私は寝室から襖一枚隔てた別室に居た。
旦那サンが協力してくれて、その数日は寝かし付け担当となってくれたのだ。私は泣こうが喚こうが空気の存在。
さぁ波乱の幕開け、何が起こるのか...と思いきや。
最初の寝かし付けはそのまま騒ぎもせずに寝てしまい、その2時間程後に40-50分わんわん騒いだのをピークにその後は子守唄+頭なでなででスヤスヤ眠るようになってしまった...よ。
なんだったんだ、今まで悩んだ時間は。というくらいに、おかげ様でスムーズに断乳という大業が片付いてしまった。

もしかしたら日中夜のさみしさを思い出して荒れるかもしれないとも危惧していたが、まったく穏やかにいつもどおり。
むしろ私が息子との接点が極端に減ったことで少し荒れたかもしれないが、断乳後3日程して私の寝かし付け&お風呂も徐々に復活し、これまた何も問題なく。
朝まで寝るか、寝相などの問題で1〜2度起きるけどすぐまた寝入る。これで子も母も、夜中ゆっくりと休む事ができるようになった。
授乳のことを抜きに子育てを、仕事を、生活を、考えることができるようになった。
出産から今までとまたひと段階進んだ、違う章が始まった、気がする。

先に書いた"「この子は母乳なしでも大丈夫な子だ」と確信が持てた日"に浮かんだ映像は。
キラキラと光る一本道があり、その先に扉が一枚。
そこに向かって息子がてとてと歩き、扉の先に進もうとしている姿。
その姿を見て「ああ、息子は一人立ちの第一歩を歩み始めたんだ」と思うわたしは涙。離れてしまう淋しさとここまで成長したんだという嬉しさとの、両方を合わせたー。



挿絵は金柑の実。
私の住む家の庭には金柑の木があり、毎年たくさんの実を付けてくれる。
この家を見つけた時にも鈴なりの金柑の実がなっていて、中はまだ見られなかったものの「ここだ!」という直感を得た。
ちょうどこの家に越して2年。この家に越してから赤ちゃんも訪れてくれることとなり、新しい生活が始まったのだ。
金柑の実は繁栄の象徴ー、不思議なご縁。
 

2015ヤマウシ小屋作品展終わりました

今年も無事ヤマウシ小屋での展示を終えることができました。

【個展のお知らせ】11/6(金)〜28(土) @葉山・ヤマウシ小屋

昨年、出産直後から同じように作品展ができたのですが、それは出産前にある程度準備しておいたからこそ。

今年はイチから育児をしながらの展示準備。
諸先輩方から話は聞いていたものの、なかなか思い通りに事が進まないこと山のごとし。
こういうことだったのか...と肌身で実感しながらの準備となりました。
毎年制作しているカレンダーも今年は少し形態を変えてみたり、少しづつ試行錯誤をしながらに。

そして展示がスタート。
今年は週に一度はなんとか葉山に通うことができました。
昨年の同時期全く家から出られなかった事を思うと、自由度が格段に上がったとつくづく実感。
ありがとう、そこそこ聞き分けよく付き合ってくれる息子よ。
ありがとう、軽くてかさばらないベビーカーよ。
ありがとう、タッチアンドゴーの改札よ。

普段生活している鎌倉を抜けだして、葉山の空気に触れて、作品も私も新鮮な気持ちになっています。
今年一年少しづつ描いた作品をブーケのようにまとめ、同じ場所で作品を飾ること。
その年ごとの自分の表現について振り返ることができるのも、この展示の私の楽しみになりつつあります。
作品展、そしてカレンダー制作を毎年続けられること。少しづつそれを楽しみにしてくれる方がいること。
本当にありがたいです。

今年はこんな感じでした。そして来年はこうしてみようか。
ちょうど生まれたばかりの新しい目標を、忘れないうちに形にしていきたいと思っています。

今や葉山の人気店・ランチ時に予約が取りづらいお店であるヤマウシ小屋での展示ということで、
それなりに課題も増えてきたことも感じています。
それらもふまえつつ...、来年も作品展ができますように。

最後に、今年もヤマウシ小屋の店主・あっちゃんには本当に本当にお世話になりました。
いつも本当にありがとう!






★カレンダーは引き続き12月いっぱいの営業日までヤマウシ小屋で発売中です。

また、私個人の方にもご希望の連絡をあちこちいただいています。ありがとうございます。
こちらも引き続き12月いっぱいまで承ります。
→こちらのメールフォームからお願いします

【個展のお知らせ】11/6(金)〜28(土) @葉山・ヤマウシ小屋

中津川ゆうこ作品展 at 葉山・ヤマウシ小屋
「Lovely Seasons 3」
- 2016オリジナルカレンダー販売 -


2015年11月6日(金)〜28日(土)内、ヤマウシ小屋営業日
※営業スケジュールはヤマウシ小屋ブログをご確認ください。

■住所:葉山町長柄888−5 →ヤマウシ小屋の場所
■TEL:046‐874‐5279(営業日12時〜21時)
※※個人営業のお店につき、お出かけの際はヤマウシ小屋twitter(@atoucco)をご確認ください。
※※飲食店での展示につき、恐れ入りますがご来場の際はワンオーダーお願いいたします。


今年もこの季節です。
そして毎度ギリギリの告知になり恐縮です。

主に今年描いたヤマウシ小屋の為のイラスト作品を中心に、季節を感じる小さな風景・モチーフを店内にちりばめています。
またしてもひっそりと、作品展はじめました。
そのイラストを使って制作した2016オリジナルカレンダーも例年どおり販売中です。

秋の散策がてら葉山にお出かけすることがあれば、お立ち寄りいただけたら幸いです。

まだ子供が小さいのであまり頻繁には通えないものの、展示期間中のうち週に一度はヤマウシごはんがてら行きたいと野望をいだいております。
直前の動向などは私のTwitter(@imocotoba)でつぶやいたりもしますので、よかったらご参照くださいませ。(もしも私に会いたいと思う奇特な方がいらっしゃったらですが・・・。)

ヤマウシ小屋がそこにあることで、通りかかる誰かの心に小さな灯りをともすように。
絵を見に来られた誰かの心か少しでもあたたかな気持ちになったなら、心よりうれしく思います。
春、夏、秋、冬、うつりゆく愛すべき季節。
どうぞよろしくお願いします。
 
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ヤマウシ小屋は葉山の山側にある、小さな小さな食堂です。
2012年4月のオープン以来、店主のあっちゃんがたった一人で切り盛りしています。
手間暇と愛のこもった料理の数々はもうすっかり葉山の皆さんの心を鷲掴みにしており、ランチ時は予約でいっぱいの日が多いようです。
もしお昼時(12-13時台)にランチご希望の方は事前にご予約を入れた方が確実です。
今回期間中の来店は無理な方も、いつかぜひ訪れていただけたら。ほんとに素敵なお店です。

そしていつもギリギリまでマイペースに展示準備を進めている私。
こんなのんびりな形でも毎年作品展ができるのは、あたたかいヤマウシ小屋のおかげです。
あっちゃんとご主人のたーさん(公称:雇われマスター)、そしてかわいいワンコのささみ。
いつもお世話になってるヤマウシファミリーのみんなは、今年はカレンダーの表紙になりました。
ほんと、絵本の登場人物のように愉快で朗らかなヤマウシ3のキャラにひっぱられ、ほのぼのタッチです。
 
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【More Information】
期間中ヤマウシ小屋まで行けないのだけど、カレンダーはほしいと思ってくださる方。
特別に通販で対応しています。郵送 (送料はサービス)です。
鎌倉在住の方でしたらお届けもします。
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。
→中津川ゆうこ・メールフォーム

「ファッションイラストレーション・ファイル2015」

玄光社「ファッションイラストレーション・ファイル2015」に掲載いただいてます。

P177をご覧ください。


ブログにアップしているのは圧縮ファイルですが、ご希望の方には無圧縮PDFファイルをお送りします。
こちらのメールフォームよりご連絡ください。

どうぞよろしくお願いします。


【ファッションイラストレーション・ファイル2015】
↓こちらが表紙です

My Journal♡

ちょうど先日、出産当日から毎日つけていた日記帳を一冊書き終えた。

ほぼ60時間の出産でふらふらになりつつ迎えた息子との初めての夜から、ハイハイの練習を始めている今日まで207の日々。これだけ長く日記を付けたのは生まれてはじめてではないか。

2〜3回脱皮してるんじゃないの?息子のめざましい成長と、私の母としてのつたない成長が刻まれた大事な宝物。

日記を見返してそういやこんなことあったといちいち驚く。笑う。そして時々、涙。

日々続けた息子のスケッチと、したためた日々の想い。
時間もなく余裕もなく時に殴り描きのような日も多々あり、もっときれいに書けなかったのかと思うページばかり。
それでもそのページを見るとその日の自分がさぁーっと蘇る。

そもそも日記は、せっかくまたとない経験をするのだから記録を付けておこうという意識からのスタート。
そのうちなんとか自分の手で息子がその日生きた証を残そうという心意気が少しづつ育ち、睡眠もなかなかとれず慣れない生活をしていた時もなんとか続いてきた。

産後、今まで暮らしていた世界から子育ての国にぽつんとひとり置き去りにされてしまったように感じた夜。そんな時には、日記は私の想いを聞いてくれる良き友達でもあった。

そこに息子のスケッチが加わったのはセツ・モードセミナーの時の恩師、星先生のアドバイスから。
「デッサンを」とあったのだが、実際泣いたり動いたりする小さな子が目の前にいると何かとお世話で終始してしまいがち。実質は夜寝かしつけてからその日の写真を元に描き起こしてというスタイルになった。
これは実質自分への勉強になっているのかな、確かにこんなサイズの子を真剣にこんな枚数描いてこなかった。
先に書いたように時間のなさや眠さでひどい仕上がりの日もあるけど、私だけにしか描けない味わいは出てる...だろう。きっと。
あまりにも私的すぎて、公開するのもどうしようかと考えているうちに今のところ自分だけの楽しみになってしまっている。

とりあえずは、これからもできるだけ自分のために続けよう。



そう、生まれ持ってきたおっぱいの出るからだとか母性という名の感性がつまったこころは確かに存在していた、私にも。
けれど、私がこの子のお母さんだという揺るぎない自信は一日一日のふれあいでちょっとずつ積み重なってやっとできるものだ。自分で体験して初めてわかったこと。

最初のうちは、私より助産師さんの方があやすの上手、私より旦那サンの方がだっこ上手なんじゃ、なんて弱気になる日も。
息子があまりにも旦那サン似なので、確かに私から生まれてきたのに私のDNAの存在はないのかもしれないと(今思えば)実に馬鹿げたことを考えたりもした。
本当にそんな小さなこと、今考えるとかわいいもの。
たった半年ちょっと前の日記の中の自分に、もうすっかり先輩ヅラする今の自分の余裕はなんなんだ。
今目の前にいるのは、誰よりもいい笑顔を向けてくれる息子。私の存在がすべてという、うれしさと任務の重さ。
一枚一枚の日記が積み重なって厚い本になったくらい、私にもお母さんらしい自信ができてきた、のかな。