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イラストレーター 中津川ゆうこの日々の暮らしとお知らせ。

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・玄光社「ファッションイラストレーションファイル・2018」内、P165に掲載いただきました Profile

・誠文堂新光社「イラストノート」No. 43内、特集「イラストレーター209人の仕事」で掲載いただきました Profile

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One and Half

先週、息子が1歳半を迎えた。
ちょうどその前の日が私の誕生日でもあり当日が結婚記念日だという、いろいろな記念日が盛りだくさんに集まっている日でもある。
生後半年のいわゆる"ハーフバースデー"のような「すごい!すごいわ!やったよー!!!」という力みの入った祝いようではなく随分と落ち着いてきたものの、やはり感慨深く振り返る一日となった。

1歳まではものすごい怒涛の日々がざーっと嵐のように過ぎていった感があるが、今1歳から1歳半までを振り返ると正直少しゆったりとした時間の流れに感じる。
たまたまなのか、はたまたそういうものなのか。これはどうしたことだろう。

そんなことを考えつつ、そういえば自分の子供の頃も時間ってゆっくりゆったり流れていたなぁという感覚を思い出した。

ありがたい事に子供を授かることとなり、こうして子供と過ごすことが日常となった今。
子供を見守り健やかに育てるということがもちろん最大の義務ではあるのだけれど、同時に子供と過ごすことで幼いころからの自分の人生を振り返り、同じ目線で、同じ時を、同じ時間軸をたどる貴重な機会をもらっているのだ。

自分の事となると、仕事もしていたりするので相変わらず、いや以前以上に慌ただしく「あっという間に」時間がすぎる感覚。
だが、子供軸での感覚はおむつ替えたりご飯食べさせたりせがまれるまま本を読んだり忙しく過ごしているのだけど、思い起こすと「ゆったり」な時間。
このふたつの相反する感覚が同居しているのが今の私。

そんな今まで、息子の成長を振り返ってみると...。
1歳前からてとてと歩き始め、今ではちょっと目を離すととっとことっとこ駆け出して焦ることしかり。
最近は随分と理解できることも増え、そしてちょっぴり自己主張も出てきて、会話や絵本から言葉も少しずつ会得し始めている。
ちょうどハーフバースデーの日、10倍粥ひとさじから始めた離乳食もすでに3食ほぼ普通のご飯。
スプーン&フォークも自分で使って、時にぽろぽろこぼしながらもなんか普通に食べてくれるようになった訳で...。
ーまだまだ拙いものの、特別扱いではなく随分と普通のテンションで接している状態になってきた。

まだ首もふにゃふにゃで表情もなく何を考えてるかわからない人にやたら一方的に話しかける日々、自分がどうかなっちゃったみたいで今思うと結構辛かったぞ。→おしゃべりおばさん

ある日二人で外でお弁当を食べながら、ふと目が合って、ニコッと笑いかけるとニコッと返ってきて、そしてまたご飯を食べる。
そんな普通のことのうれしさがじわじわ広がってくる昼下がり。ああ、ちょっと楽になった。
や、また大変なことはそれはそれで増殖しているのだけれど。

1歳半から2歳まではまたどんな流れになるだろう。
2歳になってみたらやっぱり総括として「あっという間」だったりするのか、やっぱり「ゆったり」感じるのか。
とりあえずこれからまた子供の人生と自分の人生、ふたつを絡ませながら、息子の成長をじわじわ楽しもう。
一歳半おめでとう。